1 | マジックナンバー とは?
マジックナンバー とは、ユーザーが「特定のアクションを規定回数以上行う」とサービスの継続率や収益などの重要指標が飛躍的に向上する数字を表してます。

2 | マジックナンバー例
Facebook や twitter の事例が有名です。


Facebookの場合「10日間で7人の友達を追加した」ユーザーが、その後もFacebookを使い続ける可能性が格段に高くなるということです。Twitterの場合は、30人以上をフォローし、そして10人以上からフォローバックされた場合にエンゲージメントが上がります。
サービスを少し試してみただけでは、良さやおもしろさを理解できません。「これはいいサービスだ!」と思ってもらうために、まずクリアすべき指標がマジックナンバーとも言えます。
マジックナンバーは、ユーザーがプロダクトやサービスのよさを実感するために必要な行動指標です。
3 | マジックナンバー の求め方
サービスを利用しているユーザーから目標達成ユーザーを抽出します。ここでは例として「2週間後リテンションしているユーザー」とします。

次に特定のアクションを実行したユーザーを抽出します。ここでは例として「お気に入りに登録したユーザー」とします。

重なり合ったユーザー数を求めます。

様々な異なったアクションでユーザーの重なり合いを集計します。

最も重なりの大きいアクションが「マジックナンバー 」になります。

4 | 業務プロセスへの取り組み
抽出した「マジックナンバー 」を先行指標の KPI として業務プロセスへ取り組みます。

様々な主要ビジネス目標の「マジックナンバー」を求め、先行指標としてプロダクト改善に努めます。

5 | まとめ
ここでは「マジックナンバー 」の求め方の概念を中心にご案内してきました。
「アクション」と「目標達成ユーザーの重なり」と言われても、実際にどう求めればよいのか困る方も多いかもしれません。Amplitudeなら、統計学を使った「コンパスチャート」でマジックナンバーをたった数クリックで導くことが可能です。
6. Amplitude によるマジックナンバーの求め方
以下で具体的な Amplitude によるマジックナンバーの求め方についてご案内しています。ぜひこちらもご覧ください。
マジックナンバーを求めてリテンション向上に向けたグロースハック
おすすめは、上記の記事を参照しながらご自身でも実際にマジックナンバーを求めてみることです。実践のために、ぜひAmplitudeの無料デモアカウントを作ってみてください。
30秒もかからない登録で、デモのデータとAmplitudeの全機能を好きなだけ体験いただけるものとなっています。
「Spotifyのような音楽ストリーミングアプリ(AmpliTunes)のマジックナンバー」を、ぜひデモデータを使って導いてみてください!

7 | 「リテンション向上の虎の巻」ご案内
北米で最もダウンロードされているリテンション向上教本の抄訳「リテンション向上虎の巻」も、あわせてご覧ください。
マジックナンバーをなぜ求めるのか、その先の目標は「ユーザーのリテンションを高めるため」だと言えます。プロダクトを持つ企業の永遠の課題「リテンション」を、一度じっくりと考えてみましょう。
リテンション向上虎の巻を無料ダウンロード
8. Amplitude 無料版の導入について
Amplitudeは無料版でも、ファネル分析 | LTV 分析 | リテンション分析 | アクティブユーザー分析等、グロースに必要な分析を十分行うことができます。
NTTドコモやdropbox、Microsoft、Hubspotなどで利用されている分析ツールをご自身のプロダクトでもお試しください。
ShopifyやGoogleタグマネジャーをお使いなら、20分程度のノーコード連携作業だけで自社データを分析していただけるようになります。連携作業は、Amplitudeのnoteをご覧ください。(Shopifyからの連携手順|Googleタグマネジャーからの連携手順)

9. Amplitude について
Amplitude は、多くのアナリティクスが採用している「セッション軸」でなく、「ユーザー軸」でユーザー行動分析ができるアナリティクスです。ユーザー行動分析により、顧客理解を深める事ができ、データに裏付けされたサービス改善を図る事ができます。
Amplitude は全世界で 30,000社以上の導入実績があり、NTTドコモ、 Dropbox、 PayPal、 Under Armourなどのグローバル企業で利用され、データに裏付けされた顧客理解やサービスグロースを支援しています。
日本市場においては、パートナーである代理店と共に、イベント設計、ETL、導入から分析を含む運用支援を一気通貫でご提案させて頂いています。