AmplitudeとGoogleアナリティクスの違いとは?

Lex Roman

Growth Designer

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Posted on 6月 20, 2022

今回は、グロースデザイナーである私が、AmplitudeとGoogleアナリティクスの主な違いと、両者がプロダクトチームに与える影響について説明します。

Amplitude vs google analytics

Amplitudeは、Googleアナリティクスと比較して、何がどう違うのでしょうか?

このビデオでは、チームが十分な情報を得た上でツールを選択できるように、AmplitudeとGoogleアナリティクスの主な相違点について説明をしています。

[AmplitudeとGoogleアナリティクスの違いについて詳しくはこちら]

私はこれまでに何度も、使えないデータばかりを大量に取得しているチームを見てきました。データに基づいて行動するためには、あなたとそのチームができるだけ簡単に、データを理解する必要があります。

今回は、AmplitudeとGoogleアナリティクスが持つ違いの核心に迫りたいと思います

私の指針は「チームのためにツールを選ぶときは、常にアクセシビリティについて考えるべきである」です。あなたのチームは、ツールを簡単に理解し、使用することができていますか?

データ活用の原則

ツールが使えなければ、データも使えません

ツールが使えないと、データを利用することも、アクションを起こすこともできません。このことを掘り下げるために、AmplitudeとGoogleアナリティクスが持つ4つの違いについて見てみましょう。

Amplitude vs Google Analytics

  1. Amplitudeはどの情報が重要かを自分で決めることができるが、Googleは勝手に決める
  2. Amplitudeはプロダクトチームのために、Googleアナリティクスはウェブサイトのために作られている
  3. Amplitudeにはガイダンスが組み込まれているため、誰でもデータの見方を理解することができるが、Googleアナリティクスでは別のドキュメントを参照する必要がある
  4. Amplitudeはコラボレーションを優先するが、Googleアナリティクスはチームメイトとビューを共有することが困難

(関連英語記事: 2つのプロダクトチームのストーリー

Amplitudeの優位性1

まずは、チームにとって重要な情報を自分で決められるようなツールを使いたいものです。

Googleアナリティクスは、全員が見るべきデフォルトのビューとして、セッションと直帰率、それに続いてトラフィックと、誰かがサイトを訪れた時間帯などの情報が設定されています。

Google Analytics デフォルト画面

これらの指標はあなたのチームにとって、最も重要なものでしょうか?シンプルなコンテンツサイトを運営している場合を除けば、これらの指標で人々がプロダクトをどのように使っているのかという疑問を解消できるとは思えません。

主要なメニューのカテゴリーを掘り下げてみましょう。

Google Analyticsメニューカテゴリー

Googleアナリティクスのすべてのビューは「Googleがデータを表示したい方法」に基づいて設定されています。

デフォルトでは、セッション、ページビュー、チャンネルなどです。もしも、人々がどのページを訪れ、どこから来たのか、それ以上のことを知りたい場合は複雑なフィルタリングを使用する、またはカスタムイベントの追加が必要です。これらのプロセスは直感的に行えることではないので、プロセスを正しく実行しようと思うと、ドキュメントを読むことに多くの時間を費やすことになるでしょう。

Amplitudeで定義できること

一方、Amplitudeは、プロダクトプロダクトチームが自分たちにとって何が重要かを決めるべきだという考えに基づいて構築されています。

チームが知りたいことを定義し、シンプルなタグでトラッキングを実装、気になる情報のみをAmplitudeに送信するのです。

次に、どのビューが重要かを決定します。Amplitudeのすべてのチャートは標準化されたフォーマットなので、見たい行動から始めて、対象者を絞り込むことができます。

見たい指標を見れるAmplitude

Amplitudeでは、送信するデータを選択することができるため、状況に応じて重要なビューを選択できるのです。何が重要かを選択できるツールを選択することで、チームは不必要なノイズや混乱に対処する必要がなくなります。

ビジネスにおける重要な意思決定をする際にも、自分たちにとって必要な情報を見やすい形で表示できるAmplitudeが力を発揮します。

関連英語記事:プロダクトインテリジェンスでよりスマートなプロダクトベットを行うための5つの方法

Amplitudeの優位性2

次に、デジタルプロダクトに取り組んでいる場合、そのユースケースを念頭に置いて設計されたツールを使用する必要があります。Amplitudeはプロダクトの作り手のために、Googleアナリティクスはウェブサイトの作り手のために作られたツールです。

Google Analyticsのデフォルト画面

Googleアナリティクスがセッション、ページビュー、トラフィックに重点を置いているのは、コンテンツウェブサイトのために作られたものだからです。

Googleアナリティクスでは、各ページURLへのユニークな訪問を追跡します。しかし、あなたのアプリがURLを持っていない場合はどうでしょうか?追跡したいものが、ボタンのクリック、トランザクション、フォーム入力など、文字通りページビュー以外のものであればどうでしょうか?

トラッキングは非常に複雑になってしまいます。

もしも、アプリのボタンを何人がクリックしたかを追跡したい場合、目標を設定する必要があります。ただし、Googleアナリティクスはユーザーの行動を理解し、ユーザーがアプリをどのように使用しているかを追跡するために設計されたツールではないため、Googleアナリティクスで目標を設定するのは簡単とは言えません。

実際、GAを使用してモバイルのインタラクションを追跡したい場合、さまざまな点で運が悪いと言えます。2019年後半、Googleアナリティクスモバイルアプリレポートの廃止を開始しました。

ここでAmplitudeの世界観を見てみましょう。

Amplitudeのメイン画面

Amplitudeでは、ページビューだけでなく、それ以上のものを見ると想定しているツールです。したがって、デフォルトの状態でイベントを表示します。これは、私たちがアプリの使い方を知りたいことを知っているからです。

Amplitudeがプロダクトチームをサポートするための方法をいくつか紹介します。

  • Amplitudeでは、グラフを深く掘り下げるため、情報をさまざまな方法で切り出せます。例えば、どのユーザーがコンバージョンしなかったのか、あるいは、離脱してしまったのかを知りたいとします。グラフをクリックするだけでその結果がわかります。
  • Amplitudeでは、個々のユーザーのジャーニーを見ることができます。イベントストリームを見て、アプリ内で起こっている、実際の基本的なユーザーの行動を確実に理解できます。
  • Amplitudeでは、チームの成功指標を反映したリリースダッシュボードを設定できます。注目すべきポイントを定義しておけば、Amplitudeがその結果をリアルタイムで表示します。

Amplitudeの優位性3

3つ目の比較は、ガイダンスについてです。データの意味を理解することは、必ずしも容易ではありませんし、直感的なものでもありません。

これは、より多くのチームがデータを利用できるよう取り組んでいる多くの組織にとって、大きなペインポイントだと言えます。

Amplitudeには、チームが同じ見解を共有しやすくするためのガイダンスメカニズムが組み込まれています。

Googleアナリティクスでは、チームの足並みを揃えたいなら、自力で個々のドキュメントをまとめなければなりません。Amplitudeでは、見たいデータだけを選んで送信できるだけでなく、定義を追加することもできます。

ファネル分析

チームメイトは、Amplitudeのどこに表示されているイベントであっても確認が可能です。これで「ヒーローボタンをクリック」の意味を理解するのに戸惑うことはないでしょう。一緒に定義も記載されるからです。

Amplitudeでは、チャートの名前を変更して、チームが理解しやすいようにもできます。ラベルがわかりにくい場合は、チャートの名前を変更してしまいましょう。

また、Amplitudeでは、分析結果に文脈を追加することも簡単です。たとえば、分析結果が示していることを明確に説明したり、ダッシュボードやノートブックを使って、チームがデータから何を得るべきかという背景をさらに追加することもできます

Google Analytics ダッシュボード

一方、Googleアナリティクスでカスタムビューを作成し、チームと調査結果を共有することは簡単ではありません。むしろ、多くの人にとって難しいプロセスになってしまいます。

Google Analytics カスタムレポート

データにアクセスしやすく、ガイダンスが組み込まれているツールを選ぶことは、チームがデータを本当の意味で活用できるようになります。これまでデータは「(組織の一部の)秘密結社的な存在が使うもの」だったかもしれませんが、Amplitudeを使えば、データを組織全体のスーパーパワーにすることができるのです。

Amplitudeの優位性4

最後に、分析ツールを検討する際には、あなたとあなたのチームがデータの周りでコミュニケーションを取りやすく、協力し合えるものがいいでしょう。

アクセスできないデータに基づいて施策を立てることは不可能です。データに基づくアクションを取るなら、そのデータにアクセスできなければ話にならないのは当然のことだと言えます。

Amplitudeは、データへの民主的なアクセスを重要視しています。繰り返しになりますが、同じことをGoogleアナリティクスでやろうとすると非常に複雑なプロセスが必要になります

Googleアナリティクスでカスタムダッシュボードを作成した場合、そのダッシュボードをチームメイトと共有することはできません(たとえチームメイトがそのプロジェクトの権限を持っていたとしても)。代わりに、日付別のビューのスクリーンショットを撮ることになるでしょうが、これは理想的ではありません。

Google Analytics 新規ユーザーメトリクス

Amplitudeでは、ブラウザから任意のチャートリンクをコピーするだけで、チームメイトと共有することができます。

Amplitudeでチームメイトとリンクを共有する際に特に便利なのは、チームメイトがチャートを変更しても、新しいリンクが自動生成され、さらにそれを共有したり保存したりできることです。そのため、元のリンクを上書きしないため、思い切って変更を加えることができます。

Amplitudeは、他の方法でもチームとチャートを共有できるように設定されています。例えば、チームスペースに調査結果を追加したり、組織内で調査結果を検索できる人を制御したりすることもできます。

Amplitudeは、あなたがチームと一緒にデータを読み、行動したいと望んでいることを把握しています。だから、そのことを念頭に置いてツールを作っているのです。データを中心にリアルタイムでコラボレーションを行うという、私たちの夢が現実のものとなりました。コラボレーションを中核に据えたツールを選べば、データを中心にしたチームワークを簡単に実現できます。

Amplitude vs Google Analytics

おさらいしておきましょう。Amplitudeは、自分たちが見たい情報を決めて、それに基づいて一緒に行動したいプロダクトの作り手のためのものです。

Googleアナリティクスでは、これらを実行しようと思うと時間や手間がかかりすぎてしまいますGoogleアナリティクスは、コラボレーションやプロダクト作りにかける多くの人の情熱を打ち砕いてきました。

もしデータを使って意思決定をすることを楽しめるチームを作るのであれば、Amplitudeのようなプロダクトアナリティクスを強くおすすめします。

AmplitudeとGoogle Analyticsの併用

また、GoogleアナリティクスとAmplitudeの両方を使用することは可能です。

マーケティングチームの中には、広告やチャネルを追跡する際にGoogleアナリティクスが非常に役立つと考える人もいます。その機能はGoogleアナリティクスの無料版で十分果たせます。

そのため、費用の面を考えるのなら、Googleアナリティクスは無料版を使い、マーケティングサイト以外のものはAmplitudeに移行してみてはいかがでしょうか。

ここで、大原則をもう一度繰り返します。

ツールを使うことができなければ、データを使うことも、データをもとに行動することもできません。データドリブンな意思決定をしたいのであれば、チーム全員が使える、コラボレーションを重視したツールを導入してください。

Google AnalyticsとAmplitudeの違いについて詳しくはこちら

すでにGoogle Analyticsをお使いの方も、Amplitudeの無料版で「プロダクト作りとチーム全員のための分析」を体験してみませんか?Googleタグマネージャーからノーコードでデータを連携すれば、すぐに自社データを分析しはじめることが可能です。

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※無料版は使えるチャートの種類に制限があります。月間1,000万イベントまで無料で分析できるので、安心してプロダクト分析を実施してみてください。

Amplitudeスターターアカウント

Lex Roman

Lex Roman is an independent Growth Designer based in Los Angeles. She drives business growth through customer understanding and strategic design. Previously, she led growth design and product analytics at Burner and practiced early stage validation and conversion strategy at Carbon Five. Past clients include Nissan, Prosper, Joyable, Macys.com, Toyota and some startups you’ve never heard of because they didn’t make it.

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ドコモ「d払い」の市場戦略を具現化する「データの民主化」

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