カート投入率向上に向けたグロースハック

people reacted
所要時間 2

1 | はじめに

日本のEコマース市場規模は毎年1兆円規模で増加しており、2020年には20兆円を超えると予測されています。

数多くの取引がネットで行われる中、Web サイトやアプリを工夫して商品の魅力を十分にお伝えし、ユーザーに商品をカート投入してもらえるように訴求する事が益々重要になってきています。

このパフォーマンスを定量的に測定する上に重要な指標の一つが以下になります。

カート投入率

この「カート投入率」を向上させる為に、サイトやアプリ内で以下のような工夫が様々なされています。

・新着 | セール | コラボ商品 等の企画の実施
・目的の商品を容易に見つれるような検索機能の提供
・画像や動画を用いた訴求
・関連商品のご案内

このように様々な角度で商品の魅力を訴求している中、以下の疑問が出てきます。

どの訴求が「カート投入率」向上で最も効果的なのか?

訴求効果が計測できると、データドリブンでプロモーション戦略を決定する事ができるようになります。例えば「検索によるカート投入率が最も効果的である」ことが判明した場合は、検索機能の UIX を改善する事を検討しても良いかもしれません。

ここでは、「どの訴求がカート投入率向上に向けて最も効果的なのか?」の答えを導きつつ「カート投入率」を向上させるグロース手法についてご案内いたします。

 

2 | カート投入状況の確認

まずは現状のカート投入状況を確認してみます。ここでは Amplitude のデモデータ AmpliCart で実演してます。

AmpliCart ではユーザーがカートにアイテムを追加すると以下のイベントが発火されるように設計されてます。

Add Item to Cart

「カート投入率」の推移を Amplitude のイベントセグメントチャートで確認してみます。(チャートリンク)

Amplitude の無料アカウントをお持ちの方は (チャートリンク) を押下する事により実際のチャートで確認できるようになっています。

 

確認した結果、土日に「カート投入率」が下がるといった傾向がある中、平均 24.8% で「カート投入率」が推移している事が判明しました。

今回、以下の値の向上をトライしてみる事にしてみます。

カート投入率 24.8% からの向上

 

3 | 「カート投入率」向上に向けた示唆出し

デモデータ AmpliCart で、「カート投入率」向上に向けた示唆出しをしてみます。

コンパスチャートでは、統計的に相関関係のある先行指標、いわゆるマジックナンバーを求める事ができます。カート投入率向上に向けて相関関係にあるユーザーアクションを確認してみます。(チャートリンク)

 

統計的に相関関係にあるアクションが複数算出されました。この中で相関関係スコアも 0.61 と非常に高い以下のアクションに注目してみます。

View Ad

この View Ad イベントは、バナー等の自社プロモーションにユーザーが反応した時に発火するように設計されています。

では、View Ad に接触したユーザはどのくらいのカート投入率となっているか確認してみます。イベントセグメンテーションチャートで View Ad を発火したユーザーのカート投入率を確認してみます。(チャートリンク)

 

「全ユーザー(青)」と「View Ad 実行ユーザー(赤)」で比較すると、以下の結果となりました。

カート投入率 2.8% 向上 (24.8% ➡︎ 27.6%)

このチャートにより「View Ad 実行」がカート投入率向上を牽引しているとのファクトも確認できました。

一定の効果が期待できそうな事が確認できたので、以下のユーザーにプッシュ通知で View Ad 実行を訴求する事としました。

過去30日間「カート投入」および「View Ad 実行」していないユーザー

上記の対象ユーザーがどの程度のボリュームなのかを確認した所、1日あたり平均 8万人該当する事が判明しました。(チャートリンク)

 

十分なユーザー数がターゲットセグメントとして存在する事が判明したのでメッセージ施策を実施する事にしました。

Amplitude Engage 機能を利用するとチャートで作成したユーザーリストを直接プッシュ通知基盤へと展開する事ができます。(今回、その手順は省略します)

メッセージ施策実施の結果、仮に先ほど求めたカート投入率 27.6% をこのターゲットセグメントでも達成できたと仮定すると以下の人数のカート投入が期待できるようになります。

期待できるカート投入増加数 22,080 人/日

早速 A/B テストを組込みながらメッセージ試作を実行し、次週のグロースミーティングで施策効果をレポートする事にしました。

 

4 | まとめ

カートの投入率を向上させる為、ここまで以下を実施してきました。

1. 現状のカート投入率の確認
2. カート投入率向上に向けた示唆出し
3. 示唆実行におけるファクトの確認
4. 施策実行
5. 施策結果検証

皆さんの環境ではここで述べた一連の工程はどの程度の工数がかかりますでしょうか? Amplitude では、この工程を30分以内で実行できるような統合的なマーケティング環境をご提案しています。

ご関心頂けましたら以下の無料アカウントで実際にご体験して頂けますと幸いです。また、ご質問がございましたらお気軽にお問い合わせください。

 

5 | 他のグロースハック手法のご案内

以下のマガジンでカゴ落ち防止等の具体的なグロースハック手法をまとめてますので、ご参考頂けますと幸いです。

[TOBEUPDATED]

 

6 | Amplitude 無料アカウントについてのご案内

Amplitude は月間 1,000 万イベントまで無料でお使い頂けます。ファネル分析 | LTV 分析 | リテンション分析 | アクティブユーザー分析等、グロースに必要な分析を行う事ができます。

Twitter, dropbox, Microsoft, Hubspot 等で利用されている分析ツールをご自身のプロダクトでもお試しください。

[TOBEUPDATED]

 

7 | 「リテンション向上の虎の巻」無料 DL ご案内

北米で最もダウンロードされているリテンション向上教本の抄訳 (全63頁) 登録不要ダウンロード頂けます。

登録不要ダウンロード

画像6

 

8 | Amplitude について

Amplitude は、多くのアナリティクスが採用している「セッション軸」でなく、「ユーザー軸」でユーザー行動分析ができるアナリティクスです。ユーザー行動分析により、顧客理解を深める事ができ、データに裏付けされたサービス改善を図る事ができます。

Amplitude は全世界で30,000社以上の導入実績があり、NTTドコモ, Microsoft, Twitter, Dropbox, PayPal, Under Armour 等のグローバル企業で利用され、データに裏付けされた顧客理解やサービスグロースを支援しています。

日本市場においては、パートナーである代理店と共に、イベント設計、ETL、導入から分析を含む運用支援を一気通貫でご提案させて頂いています。

お問い合わせ : tokyo@amplitude.com

Masakatsu Yoneda

More from Masakatsu

プロダクト
インテリジェンス #1

Amplitude のユーザー行動分析をサンプルデータでご体験できます。ユーザーインサイトを把握できるようになります。その内容をプロダクト開発に反映する事により、エンゲージメントを高めるプロダクトを提供できるようになります。

を体験してみる

Inside Amplitude